【特殊詐欺被害】「返金を受けるにはコンビニへ」60代女性が400万円をだまし取られる【新潟】

新潟市秋葉区に住む60代女性が現金400万円をだましとられました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

5月17日、女性の自宅の固定電話に区役所職員を名乗る者から電話があり「累積医療費の返金通知を送付した。通知を確認したか」「返金を受け取るにはコンビニエンスストアに行ってもらう必要がある」などと言われ、女性は秋葉区内のコンビニエンスストアに移動。

携帯電話で指示を受けながら、ATMにキャッシュカードを入れて操作し、100万円を他人名義の口座に振り込みました。

また、18日から20日にわたっては、区役所職員を名乗る者から電話があり「手続きが滞っている」「エラーが出ている」「もう一度手続きをしてくれ」などと言われ、女性は毎日100万円を他人名義の口座に振り込み、合計400万円をだましとられたということです。

女性はその後、不審に思ったことから累積医療費について調べたところ、自身が詐欺被害に遭っていると気づき、警察に届け出ました。

警察によりますと、女性は普段からATMを使用していなかったため、操作方法などがよく分かっていなかったということです。

警察は「コンビニエンスストアに行く必要がある」などと言われた場合はすぐに詐欺だと気付いてほしい。電話をしながらATMの操作をしている高齢者などを見かけた場合には、周辺の人が詐欺の可能性があると注意してほしいと呼びかけています。

《特殊詐欺の防犯ポイント》
・相手は詐欺のプロであることから、防犯機能付き電話機の設置や常に留守番電話に設定しておくなど、犯人からの電話に直接出ない対策をとることを検討してください。
・電話でお金の話が出た時は特殊詐欺を宇T勝手ください