福島第一原発事故の新潟県の3つの検証を巡り、市民団体などが24日、検証総括委員会の前委員長の再任などを県に求めました。
28の市民団体などが県に提出したのは福島第一原発事故の県の3つの検証を総括する検証総括委員会の前委員長などの再任を求める要望書です。
検証総括委員会は議論の方向性を巡り、県と前委員長の意見が一致せず、3月末で委員の任期が満了。花角知事は検証の総括を県独自で行う方針を示しています。
市民団体などは「専門家や有識者なしの総括では不十分だ」と主張。前委員長と前委員を再任し、委員会を開くよう県に求めています。
【県原水爆禁止協議会 近藤正道・理事長】
「これでは科学的で合理的で客観性のある再稼働の判断材料、これは出てこない」
市民団体などは来月、前委員長との対話集会を開く予定です。