泉田裕彦衆院議員から公職選挙法違反の疑いで刑事告発された星野伊佐夫前県議が5月24日、不起訴処分となりました。
星野前県議は25日会見し、「納得いく結果だ」と話しました。
【星野伊佐夫 前県議】
「きのう、全く潔白であると、これがはっきりと証明されたということ。正直言って、時間はかかったけれども、うれしかったし、また納得いく結果だと感じている」
ことの始まりは、おととし10月。
【星野県議と思われる人物の音声】
「とにかく必要経費を早くまこう。2000万円や3000万円をもったいながったら人生終わるよ」
【泉田裕彦 衆院議員】
「2000万円~3000万円の裏金を要求されました」
泉田裕彦衆院議員が録音した音声テープを公開しながら「裏金を要求された」と訴え、刑事告発し、去年9月に公職選挙法違反の疑いで書類送検されていた星野前県議。
しかし5月24日、新潟地検が理由は明かしていませんが、不起訴処分を発表したことで「身の潔白が証明された」と、25日会見を開いたのです。
【星野伊佐夫 前県議】
「『千円札1枚くれ』とも言ったことはない。潔白が証明された」
すでに自民党を離党し、県議も引退。「復党は考えていない」と話しますが、不起訴で身の潔白が証明されたと主張し、今後も自民党長岡支部を中心に影響力を発揮したい考えです。
【星野伊佐夫 前県議】
「(衆院新潟4区の)公認候補は鷲尾(英一郎衆院議員)さんになるのではないかと。これからは当然、自民党の候補者を精一杯応援させてもらうことになる」
そして裏金を告発し、次期衆院選4区からの出馬を目指す泉田議員ではなく、鷲尾議員を応援する考えを示しています。
【星野伊佐夫 前県議】
「(泉田議員とは)自分の身も心も、もう離れているので」
政治とカネをめぐる問題がクローズアップされたこの事件。
泉田議員は24日、「選挙が、カネの力で左右されることが二度とないように期待します」とコメントしています。