「あんたはやらかすから罰金が増えていく」”仕事のミス”で部下の女性(55)から1360万円を脅し取った女(62)に2年6か月の実刑判決 名古屋の精神病院の元事務部長

名古屋市の病院で部下の女性看護師から、現金1300万円余りを脅し取った罪に問われた元上司の女に実刑判決です。
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起訴状などによりますと、名古屋市中村区の精神病院に勤務していた元事務部長の小河ひとみ被告62歳は、2019年11月から2021年12月にかけて、部下で当時55歳の女性看護師に、「あんたはどんどんやらかすから罰金がどんどん増えていく」などと言い、仕事のミスの罰金として、現金約1360万円を脅し取った、恐喝の罪に問われていました。
名古屋地裁
これまでの裁判で検察側は、「小河被告は被害者に対し、罰金を払わないと懲戒解雇になると思い込ませ、逆らうことができない心理状態にさせた」などと指摘し、懲役4年を求刑していました。
CBC
25日、名古屋地裁で開かれた裁判で、津島享子裁判官は「強度な脅迫で被害者の恐怖は大きく、犯行に至った経緯も理不尽で不当」として、小河被告に対し、懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。