殉職警察官を追悼 長野で警察官含む4人が殺害される事件も 犠牲防ぐため対策徹底へ【新潟】

新潟市の警察学校では26日、殉職した警察官などを追悼する慰霊祭が執り行われました。25日は長野県中野市で警察官2人を含む4人が殺害される事件があったばかりで、新潟県警はこうした犠牲を防ぐためにも引き続き対策を徹底していくことにしています。

新潟市西区の県警察学校で捧げられたのは殉職した警察官などへの黙祷。

【県警 山田知裕 本部長】
「人間愛に満ちた献身的な活動による尊い犠牲の上に、本県の安全が築かれてきました」

献花台に花を手向け、職務中に犠牲になった警察官などを追悼しました。

県警ではおととし、関越自動車道で事故の対応をしていた高速隊の隊員が車にはねられたほか、2000年には遭難者の捜索活動中だった警察官2人が雪崩に巻き込まれるなど、これまでに殉職した警察職員は74人にのぼっています。

そして25日、長野県では警察官2人を含む4人が殺害される事件が発生。いつ起きるか分からない事件・事故に備え県警も気を引き締めます。

【県警 警務課 松川寛治 課長】
「合計4人の尊い命が失われることになりました、心よりお悔みを申し上げたい。司令があって現場に赴き、職務を果たす段階で、どういうことが必要なのかという検証結果を踏まえて、県警としてもしっかり取り組みたい」

県警は今回のような犠牲を防ぐためにも、現場に臨場する際には持っていく装備資機材や任務の分担などについて、具体的な指示を徹底していくとしています。