飲酒運転の検挙数が急増 5月は前年比58.8%増に 5類移行で人出増が要因か【新潟】

飲酒運転の検挙数が今年に入り、急増しています。新潟県警は新型コロナウイルスの5類移行により、人出が増えたことが要因とみて、警戒を強めています。

新潟県内の今年の飲酒運転の検挙数は5月23日時点で202件で、昨年の158件より27.8%増加。5月の検挙数は23日時点で27件。昨年の17件より58.8%増加しています。

また、新型コロナウイルスが流行する前の2019年の飲酒運転検挙数は252件(1月1日~5月23日)、18件(5月1日~23日)となっていて、5月は新型コロナウイルス禍前よりも検挙数が増えています。

検挙数が急増している要因について、県警は新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に移行されるなど行動制限が緩和され、人出が増えたことが背景にあるとみています。

飲酒運転は厳しい罰則や行政処分が設けられています。

酒酔い運転は5年以下の懲役または100万円以下の罰金となるほか、違反点数35点で免許取り消しとなり、3年間再取得できません。

酒気帯び運転は3年以下の懲役または50万円以下の罰金となるほか、呼気1リットル中のアルコール濃度が0.25ミリグラム以上だと違反点数25点で免許取り消しとなり、2年間再取得できません。

呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15ミリグラム~0.25未満だと違反点数が13点で90日間の免許停止となります。※いずれも初犯の場合

警察は飲酒運転を絶対しない・させないよう注意を呼びかけています。