BABY JOBは5月25日、「ベビーカー」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は5月18日~21日、子育てをしている全国の保護者301名を対象にインターネットで行われた。
ベビーカーマークとは、2014年に「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会」で決定された統一的なマークで、ベビーカー使用者が安心して利用できる場所や設備であることを表すもの。
「『ベビーカーマーク』を知っていましたか?」と質問したところ、「知っていた」と回答した保護者は37.9%にとどまり、「ベビーカーマーク」が作られた2014年から9年経っても未だに多くの人に認知されていないよう。
また、ベビーカーの利用に関する要望や意見をフリー回答で尋ねたところ、47.2%もの保護者が「エレベーター」に関する改善を期待していることが明らかに。具体的には、「乗り換えの時にエレベーターが遠かったり、一旦外に出ないといけない」「エレベーター内がもう少し広ければいいなと思います。2人乗りベビーカーが入るのがギリギリで苦労しました」「ベビーカーや車椅子優先のエレベーターの前に、該当者専用の順番待ちのマークが欲しい」といった要望が。
そのほか、電車やバスに関して「ベビーカー優先車両などできるといい」「全てのバスがノンステップになればいい」「バスが来る前に、どのバスに段差があるか、バリアフリーのバスはどれかを知るシステムが欲しい。バス停に来るまで何のバスが来るか分からず、来てから諦めることも」といった声が寄せられた。