「羽を広げると見たことない大きさだった」 沖縄・多良間島で目撃された鳥の正体

沖縄県内では冬鳥としてまれに飛来するオオノスリ、珍鳥のカリガネが多良間島で確認された。油にまみれたのか、右脚が黒っぽく汚れたウミネコも飛来した。愛鳥家の村山武則さん(62)が撮影した。
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村山さんは「電線に止まっているのを撮影したら、警戒心が強く、一瞬で飛び立った。羽を広げると見たことのないくらいの大きさだった」と話した。
カリガネはガンの仲間。体が小さく、黄色のアイラインや桃色の短いくちばしが特徴。ロシア北部などで繁殖し、国内にはごくわずかが冬季に飛来する。
垣花ゆかりさん(48)から連絡を受け、確認した村山さんは「島で2回ほど見たことがある鳥だが、2羽で飛来したのは初めて見た」と驚いていた。
(編集委員・福元大輔)