東海 今週後半は大雨に警戒 2日~3日頃は広く土砂降りの恐れも 大雨への備えを

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東海地方は、2日(金)から3日(土)は梅雨前線が本州付近に停滞し、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。活発な雨雲がかかる恐れがあるため、大雨に警戒が必要です。
きょう30日とあす31日は一旦小康状態

東海地方では、きのう29日よりも雨雲が南へ下がったため、きょう30日正午現在、三重県南部から静岡県の沿岸の地域を中心に雨雲がかかっています。一方、岐阜県の飛騨地方など北の地域では、晴れ間が出ています。この後、梅雨前線に伴う雨雲は更に南へ下がるため、一旦晴れ間の広がる所が多くなるでしょう。三重県南部では引き続き雨の残る所がありそうです。【31日】あす31日は、梅雨前線が南海上の離れた所に停滞するため、日中は晴れ間の広がる所が多くなりそうです。ただ、あすの朝頃までは、気圧の谷が通過するため、雨が降りやすいでしょう。【6月1日】1日(木)は、前線が西から次第に北上するため、朝から雲の多い天気で、午後は次第に雨が降る見込みです。
2日(金)~3日(土)は大雨に要警戒

大型で強い台風2号はきょう30日9時現在、沖縄の南海上にあって、ゆっくり北西へ進んでいます。しばらく動きは遅く、まだ速度にかなり幅はありますが、今週後半には本州の南海上を北東に進む予想です。2日(金)から3日(土)は、梅雨前線に向かって台風周辺の暖かく湿った空気の流れ込みが強まる見込みです。「台風と梅雨前線」は、大雨になりやすい気圧配置です。東海地方では山地だけでなく平地も含めて、広い範囲で土砂降りの雨となる恐れがあります。また、海上では、すでに波はうねりを伴っていますが、強風や高波など最新の情報に注意してください。※台風も「低」として表示しています。
大雨の備え

今週後半は大雨の恐れがあります。大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。
2週間天気後半:7日(水)~12日(月)

7日(水)以降も、湿った空気や梅雨前線の影響を受けて、曇りや雨の日が多いでしょう。ただ、雲は多いものの晴れ間が出る日もあるため、日差しを有効にお使い下さい。最低気温・最高気温ともに平年より高い日が多くなりそうです。日差しが少なくても、30℃近くまで上がる日もあり、蒸し暑いでしょう。通気性の良い素材の服装を選ぶなどして、体調を崩さないよう気をつけてください。