豊橋市の約13万人対象に「緊急安全確保」東海3県各地で大雨の影響 豊田市では市内全域の約42万人に避難指示

大雨の影響が東海3県各地でも出ています。愛知県豊橋市では、川の水位が堤防を超えたとして「緊急安全確保」が発表されました。

名古屋地方気象台は2日午後3時半過ぎに、三重県南部と愛知県東部に線状降水帯が発生したと発表しました。鳥羽市では1時間に72ミリの非常に激しい雨を観測しています。

午後5時までの24時間の降水量が245.5ミリを観測した豊橋市は、梅田川と柳生川の水位が堤防を越えたとして「緊急安全確保」を発表しました。

5段階ある警戒レベルのうち危険度が最も高く、5万8001世帯13万238人が対象となっています。

このほか、豊田市は市内全域のおよそ18万世帯42万人に避難指示を出しています。

現在も引き続きほとんどの地域に大雨警報が出ているほか、愛知県の豊橋市や三重県の伊勢市などに土砂災害警戒情報も出されています。

東海3県では、今後も3日にかけて多いところで1時間の降水量が60ミリ、3日午後6時までの24時間の降水量は愛知県で140ミリなどと予想されていて、気象台は土砂災害などへの警戒を呼び掛けています。