“屋根裏部屋”アート美術展への思い「才能を社会に広めようと」…の画像はこちら >>
大きなキャンバスに描かれたふくろうの絵。独特な色合いで細部まで描き込まれています。(来場者)「細かくて色使いも好きでした」「色使いが明るくて見ていると楽しい気分になります」
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作者は宇平康之さん67歳。宇平さんには知的障害があり、普段は愛知県内の福祉施設で過ごしています。ときには、画用紙1枚の絵を2日程度で仕上げるといいます。消しゴムはほとんど使わず、思いのままに描き、独自の感性で色を塗っていきます。(わらび福祉園 篠田彩子さん)「1日ずっと描いてますね」(宇平康之さん)「(絵を描くのは)好きです。絵を展示してもらうのが本当に楽しいです」
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刈谷市の美術館で1日から始まった「アティックアート美術展」。「アティック」とは英語で「屋根裏部屋」のこと。広く知られていない障害のある人の才能を社会に広めようという思いがこめられています。
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美術展を主催する地元の建設会社は10年前からこの活動に賛同し、様々な作家からおよそ200点の作品を購入。創業200周年という節目の年にあわせ、美術展の開催に踏み切りました。作品は会社のノベルティのデザインにも活用されています。(角文 鈴木文三郎社長)「ひとつのアートとして見て素晴らしいと思うものを採用させていただいているので、それがたまたま障害のある方の描いた絵だったということですね」
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美術展には宇平さんの作品も27点展示、この日は作家の代表として会場を訪れました。(宇平康之さん)「よかったわ、本当に」(角文 鈴木文三郎社長)「また節目の時にはこんな美術展ができるといいなと思っています」美術展は、入場無料で8月6日までです。