ラーメン好きではない人でも知っている人が多い“中華そば多賀野”。テレビでもかなり特集されています。店主は女性の高野多賀子さん。店名に納得ですね。
筆者も一度テレビで見かけたことがあります。1966年に主婦だった多賀子さんが何か仕事をしたいと思い、ラーメン屋を創業。女性店主の作る究極の一杯が大ブレイク。20年以上行列が続いています。現在は整理券で、土曜日は12時過ぎに売り切れてしまうそうです。
ちなみに、“中華そば多賀野”で修行したお弟子たちのお店も人気店ばかりです。
【こんな人におすすめ】
・レジェンド店に一度は行ってみたい
・暑い中、行列に並ぶのが嫌だ
・食べログ百名店に行ってみたい
・奥深すぎる一杯を味わいたい
王道は、「中華そば」ですが、今回は限定の「ゴマ辛のツケソバ」をチョイス。濃厚な味わいのマイルドなつけダレに、さっと麺をくぐらせて食べます。それが、とにかく最高!
「中華そば」だけに頼らず、“限定麺”やら“塩そば”やら。ちなみに、おみやげラーメン、だしパックも販売しています。実力におごることなく、常に進化し続ける姿勢に脱帽です。
○■レジェンド店の待ち時間は半端ない!
前日から意気込み、とりあえず10時目指して行ってみることに。本当はもっとはやく行っても良かったんですが、参考までに事前に知っておいた方がよいことをお伝えします。
【事前情報】
・整理券制で、整理券を発行した後に食券も購入する
・店主夫婦が開店準備に来るのは8:00頃。その前に既に整理券発行待ちの列ができるらしい
・整理券を発行し、登録するとLINEなどで待ち時間情報を確認できる
・受付時間になって、時間をすぎると食券無効などということはない
・オープンは11:30
“中華そば多賀野”の最寄り駅は、東急池上線の荏原中延駅。
そんな荏原中延駅から徒歩1分。駅前に、まだオープンしていないですが、食券を求めて“中華そば多賀野”へ向かいます。
整理券待ちの列もなく、早速お店で整理券の発行と食券を購入。
店内では、テレビで見たことのある多賀子さんがラーメンの仕込み作業をしていました。たまたま誰も映らないタイミングでシャッターをきりました。
既に、27組待ちの状況。1時間待ちと書いてあったので、“中華そば多賀野”の究極の一杯と対面できるのは12:30過ぎのはず!
整理券を発行の後は、忘れずに食券購入しないと……
王道の“中華そば”以外のメニューも気になります。限定の“ゴマ辛のツケソバ”も気になるし“特製粟国の塩つけそば”も捨てがたい。老舗とは思えないような今時のメニューのラインナップ。
次の人が並んでいないことを良いことに、ゆっくり悩みました。悩んだ挙句、限定Cの「ゴマ辛のつけそば」をチョイス。つけ麺の気分だったのと、暑くて辛いものが食べたかったもので(笑)
○■2時間待つ価値のある、奥深すぎる味わい! 美味しすぎて悶絶
定期的にLINEをチェック。“待ち時間確認”と“呼び出し案内確認”は欠かせません。呼び出しに気づくのが遅いなんてことがあったら悲しいですからね! 一応、呼び出し案内時間を過ぎても、お店には入れるようですが……。
もともと12:30に呼び出し案内があると思いきや、12:50にずれこんだよう。足早で“中華そば多賀野”へ向かいます。時間帯によって複数組呼び出しているので、店前にも若干名の人がいます。店内には椅子も多少あります。
待っている間に店内をキョロキョロ。客層は老若男女問わず幅広い人が来店しています。常連の地元の人もいれば、遠方から訪れてきた人もいそう。一気にお客さんが入れ替わるようなスタイルです。
筆者が待っている間にも“粟国の塩つけそば”に続き、“ゴマ辛のつけそば”も売り切れました。それからしばらくして、本日の受付は終了。お土産メニューは、販売していたようで、泣く泣くお土産を購入して帰路につくお客さんも何名もいました。
そうこうするうちに、カウンター席へ案内されました。このタイミングで食券を渡します。店内では、多賀子さんが司令塔となり、究極の一杯を作り上げていました。
5分ほどで着丼。見た目からして間違いないことが良く分かります。チャーシューなどは別盛、自分のお好みでつけダレにつけよう。
まずは、麺から。あまりにも美味しそうだったので、麺に粟国の塩をかけて食べてみました。
おいしい~! 冗談抜きで、麺本来の味を楽しめます。麺のツヤ感と縮れ感と小麦の香りを楽しめます。
それではつけダレに麺をダイブさせましょう。濃度高めなつけダレに、一瞬麺をくぐらせるだけで、良い感じに絡みます。
勢いよく啜ってみると、マイルドな辛味がくせになる味わい! あれよあれよと箸が進み、本当に待った甲斐があったと思える一杯。つけダレは、魚介スープをベースにラー油の辛さとナッツのまろやかさ。見るだけで美味しいの伝わってきますね。
ちなみに、もともとのつけダレはこんな感じです。
スープ割も忘れずに堪能。つけダレだとは分からない味も、スープ割にすることで繊細な味の組み合わせが全面に出てくる気がします。
それから筆者は、別添のチャーシューにも感動。チャーシューに味がついていないと思いきや、実はほんのり秘伝のタレが浸み込んでいるんです。麺と同様、つけダレに浸さずに、まずはチャーシューだけを食べるのがおすすめ。
美味しすぎて、15分たらずで完食。食べている時は本当に幸せな気分でした。
本当に並ぶ価値あります。全メニュー、コンプリートしたい! 多賀子さん、ラーメン屋をオープンしてくれてありがとうございます。
ごちそうさまでした。
Tokoh*らーめんたる ラーメンが大好きで自称ラーメン女子と名乗らせていただいているアラサー会社員です。インスタではラーメン中心のグルメ投稿をしています。【Instagram:ra__mental__】 https://www.instagram.com/ra__mental__/ この著者の記事一覧はこちら