KADOKAWAが26日、同社が運営する小説投稿サイト「魔法のiらんど」を、2025年3月31日をもって単独でのサービス運営を終了することを発表。Xでは、ブーム当時の世代のユーザーからさまざまな声があがっている。
「魔法のiらんど」は1999年に無料ホームページ作成サイトとしてサービスを開始。小説の投稿、閲覧ができる「BOOK」機能を使い、さまざまな小説が投稿されて人気に。
映画化やドラマ化など、さまざまなメディア展開もされた『天使がくれたもの』や『恋空』、『赤い糸』、『携帯彼氏』といった人気の小説が次々と発表され、いわゆる「ケータイ小説」ブームの火付け役となっていた。
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2020年に小説投稿に特化したサイトにリニューアルされていたが、KADOKAWAでは、「魔法のiらんど」を、同社が運営するWeb小説サイト「カクヨム」と合併し、カクヨムのサービスの1ジャンルとして運営を続けると発表。
ユーザーに作品のバックアップやカクヨムへの移動を呼びかけている。
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この発表に、Xでは「魔法のiらんど」がトレンド入り。
ブーム当時を知るユーザーは「まだ生きてたことの方が驚きだよ」「学生時代に入り浸っていた魔法のiらんどが…!」「逆にまだ生きてたのか…めちゃくちゃお世話になったな…」と驚いた。
また、「もうパスワードも覚えてないしログインもできないけど、あの頃のドキドキを思い出して、胸が締め付けられる」「超絶懐かしい…」「この世代の女の子全員読んでたよね? 青春じゃん。さみしい」「まじで一生見てた」との声も。
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当初はフィーチャーフォン(ガラケー)のiモードとインターネット向けのサービスだったこともあり、「『魔法のiらんど』って文字列だけでボタンの感触を思い出してしまう…」「スマホなくても楽しい時代だった。ラインストーンでギラッギラに凸って本体より重たいストラップ付けてたなぁ」と懐かしむコメントもみられる。
中には、「私にも魔法のiらんどで小説を書いていた時期がありました」「みんな求められてもいないのに自分のヒストリーとか書いてた記憶がある」「アラフォーアラサーの黒歴史製造機がトレンド入ってて字面見ただけでウッ…」「魔法のiらんど…もはや黒歴史」「う、うわああ黒歴史がああ」「何が出てくるかわからんから掘り出さない!」と“古傷”がうずく人も見受けられた。