【2023年4月】首都圏の中古マンション、1戸平均「3,912万円」 – 東京23区は?

アットホームは、アットホームラボが実施した「中古マンションの価格動向(2023年4月)について」の調査結果を5月29日に発表した。調査の対象エリアは、東京、神奈川、埼玉、千葉県で、アットホームで消費者向けに登録・公開された中古マンションのデータを対象としている。

同調査において30㎡以下を「シングル向き」、30㎡~50㎡以下を「カップル向き」、50㎡~70㎡以下を「ファミリー向き」、70㎡超を「大型ファミリー向き」としている

首都圏の中古マンション1戸あたりの平均価格は3,912万円となり、22カ月連続して全8エリアで前年同月超えとなった。千葉県西部は平均価格が初の3,000万円台となり、前年と比べて430万円の差額があった。

東京都をみると、23区の1戸あたりの平均価格は4,965万円で前月比+0.6%と上昇し、2017年1月以降最高額を更新。併せて、都下の1戸あたりの平均価格は3,239万円で前月比+0.4%と上昇し、2017年1月以降最高額を2カ月連続で更新したとのこと。前年同月比は+8.5%と上昇し、22カ月連続の前年同月超えとなっている。

横浜市・川崎市の1戸あたりの平均価格は3,403万円で、前月比+0.3%と上昇。

神奈川県他の1戸あたりの平均価格は、2,587万円で前月比-0.7%と2カ月連続で下落した。一方、前年同月比は+8.2%と上昇し、28カ月連続の前年同月超えとなっている。

さいたま市の1戸あたりの平均価格は3,452万円で、前月比+0.1%と3カ月ぶりに上昇。また、埼玉県他の1戸あたりの均価格は2,591万円で前月比-0.1%と3カ月連続で下落した。一方、前年同月比は+6.2%と上昇し、32カ月連続の前年同月超えとなっている。

千葉県西部をみると、1戸あたりの平均価格は3,007万円で、前月比+0.9%と上昇した。2017年1月以降最高額を更新し、同エリアとしては初の3,000万円台に。また、前年同月比は+16.7%と上昇したが、これは物件数の割合が高いファミリー向き・大型ファミリー向きにおいて、全ての築年帯の平均価格が前年同月を上回ったことが一因となっているという。

併せて、千葉県他の1戸あたり平均価格は1,976万円で、前月比-0.9%と3カ月連続で下落した。なお、前年同月比は+7.7%と上昇し、55カ月連続の前年同月超えとなったが、上昇幅は8カ月ぶりに1桁台に縮小した。