半数以上の人が行う最多の「値上げ対策」とは? – 2位は「光熱費の見直し」

LENDEXは、「値上げ」に関する調査を5月31日に発表した。調査は4月11日~12日の期間、20代~60代の男女1,130名を対象にインターネットで行われた。

値上げにより生活に影響は出たかと質問したところ、8割近くが「かなり影響が出た」(40.8%)、「少し影響が出た」(42.5%)と回答。前回の調査と比べると、「かなり影響が出た」と回答した割合は16.7%多くなり、影響の度合いが大きくなったことが分かった。

具体的な理由に、「お菓子や洗剤、家電値上がりし大変」「普段なら購入していた物を、今回は辞めておこうと見送ることがあった」「全体的な支出が増えたため、娯楽を抑えるようになった」といった声が寄せられた。

また、値上げに乗じてお金の使い方など意識的な変化があったか尋ねると、「かなり変わった」(26.3%)、「少し変わった」(47.8%)と、こちらも7割以上に変化が見られた。

具体的にどのように変わったのか聞いてみると、「なるべく物を買わない、安いもので済ませる」「本当に必要かどうか考えてから購入するようになった」「ポイントや割引などのサービスなどを活用するようになった」といった回答が寄せられた。

値上げに対して、どのような対策を行っているか尋ねると、「ポイ活」(51.2%)が最多となり、次いで「光熱費の見直し」(30.4%)、「特に何もしていない」(24.3%)、「家計簿をつけて家計管理をする」(22.8%)、「通信費の見直し」(15.8%)と続いた。

続いて、支出を抑えるために行っていることを質問したところ、「外食を控える」(47.4%)が最も多く、次いで「できるだけ安い物を買う」(46.4%)、「自炊をする」(40.7%)、「買い物は必要最低限に留める」(40.4%)、「セールや特売の時に買い物をする」(40.3%)と続く結果に。

さらに、値上がりが続く中で、収入を今より増やす必要があると感じるかと尋ねると、「かなり感じる」(40.3%)、「少し感じる」(40.6%)と約8割が収入を増やす必要があると感じていることが分かった。

収入を増やすために行っていること(行ったこと)については、47.3%と半数近くが、「特になし」と回答。その他、「副業」(19.2%)、「投資」(18.9%)、「昇給を狙う」(12.6%)、「フリマアプリ」(12.3%)、「転職」(10.7%)と続いた。

2023年も値上げの傾向は増えていくと思うかと聞いたところ、「非常にそう思う」(38.1%)、「そう思う」(47.9%)と今後も値上げ傾向が続くと回答した人がおよそ9割に上った。

また、値上げをされて特に困った品目について尋ねると、約7割が「生鮮食品」(69.5%)と答えて1位に。食料品・飲料以外では、「ティッシュ類」「衣類用洗剤・柔軟剤」がランクインした。