電車やバスに乗っていると、車内アナウンスを聞く機会があるでしょう。
あらかじめ録音された音声を流すタイプもありますが、緊急性のある内容などは車掌や運転手が自らアナウンスします。
ましゅまろ(@p57iE7DKPnoQZc2)さんはバスに乗っている時に耳にした、一風変わったアナウンスをTwitterに投稿しました。
男性の運転手が担当するバスに乗った、投稿者さん。
安全運転で進んでいると、突然このようなアナウンスが聞こえてきました。
「あっぶね!ニャンコちゃん、あっ、もういっぴ…」
最前席に座っていた投稿者さんによると、バスの外では3匹の野良猫が走り抜けていったとのこと。
運転手は猫にケガを負わせてはいけないと思ったのでしょう。
とっさの出来事で、つい独り言のような話し方でアナウンスをしてしまった運転手は、すぐにバスを停車させました。
数分後、運転手はアナウンス用の発声に切り替え「失礼いたしました。野生動物の横断があり、バスを急停車いたしました」と状況を報告したそうです。
運転手のアナウンスに『猫への愛』を感じた投稿者さんは、「急停車ではなく優しいブレーキだったよ。いい運転手さんだな」と感想をつづりました。
運転手の対応には、さまざまなコメントが寄せられています。
・そのバスに乗りたいなぁ~。
・ニヤニヤが止まらなくなりますね!
・運転手は「ニャンコちゃん」と、いつも呼んでいるんだろうね。
投稿者さんによると、車内には怒る人が1人もおらず、多くの乗客はほほ笑んでいたとのこと。
さらに「なんでもすぐに問題になったり、怒ったりする人がいる社会の中で、優しい時間が流れていたように感じました」と、車内の様子を振り返っていました。
乗客だけでなく猫の安全までもを守り切った運転手に、きっと多くの人が心を動かされたのでしょう…!
[文・構成/grape編集部]