働く女性に聞いた「1日あたりの会議時間」は「ほぼない」が最多 – 最も会議が多い職種は?

キャリアデザインセンターは6月27日、「時間」に関する調査結果を発表した。調査は5月24日~6月4日、同社運営サイト「女の転職type」会員の女性856名を対象にインターネットで行われた。

働く女性の通勤時間は、平均42分。「0(フルリモート)」を合わせると、約8割の人が「1時間未満」という結果に。

1ヶ月あたりの残業時間については、「1~10時間未満」(38.4%)が最も多く、次いで「0(ほぼなし)」(27.5%)が続き、平均は9.8時間。特に「営業系」(14.3時間)が長く、次いで「エンジニア系」(11.2時間)、「サービス・販売系」(9.3時間)、「事務・経理・人事系」(8.6時間)と続いた。

続いて、1日あたりの会議時間について教えてもらったところ、「0(ほぼなし)」が最多の62.4%。次いで「1時間」が27.2%と、平均では33分という結果に。職種別に見てみると、「エンジニア系」は「0(ほぼなし)」が33.3%と全体より半減。最も多いのは「1時間」(45.4%)で、平均60分。「営業系」も全体に比較し「0(ほぼなし)」が46.5%と20%ほど少なく、平均48分とやや長めのよう。

一方、会議時間が少ないのは「サービス・販売系」で、75.7%が「0(ほぼなし)」と回答。人と関わるイメージの強い「サービス・販売系」だが、会議という形態での時間は少なく、逆にパソコンに向かうイメージが強い「エンジニア系」は、仕事がプロジェクトで進むことが多いこともあり、会議が多くなる傾向が見て取れた。

同調査では、このほかにも働く女性の「時間」について質問を実施している。1週間あたりのスキルアップにかける時間は平均49分。職種別では、多い順に「エンジニア系」(97分)、「営業系」(61分)、「サービス・販売系」(55分)、「事務・経理・人事系」(35分)という結果に。

平日の睡眠時間については、8時間以上寝ている人は1割に満たず、平均5.9時間。年代が上がるにつれて、睡眠時間が短い人の割合が多い傾向に。また、平日の朝食にかける時間は、「5~10分未満」(30.5%)や「0(朝食は食べない)」(23.0%)が多く、平均で11.5分だった。

SNS(Instagram、TikTok、YouTube、LINE、Twitterなど)にかける1日あたりの時間は平均1.7時間だったが、20代は「0(ほぼなし)」が0.7%と極めて少なく、「5時間以上」(9.7%)という人も少なくないよう。一方、TVの視聴時間(見逃し配信、録画視聴を含む)は、1日あたり平均1.4時間。年代別での大差はあまりないものの、年代が上がるごとにSNS時間>TV時間が高まっていく傾向が見て取れた。