50代「定年予備軍」の副業事情 – 希望収入は「31万円~100万円」が最多、実際は?

マーケティングフルサポートは2月1日、「定年予備軍(50代)の副業実態調査」の結果を発表した。調査は1月6日~10日、副業をしている50代男女154人(男性93人、女性60人ほか)を対象にインターネットで行われた。

調査によると、副業を開始したのは「コロナ禍以降(2020年~)」が5割。副業の目的を聞いたところ、「収入アップ」(116人)、「空き時間の有効活用」(71人)、「老後の資金のため」(47人)が上位に。

また、副業の内容については、「懸賞、アンケートモニター、ポイントサイトなど」(70人)が最も多く、次いで「株式投資、FX、仮想通貨など金融系」(48人)、「ブロガー、ライターなど」(36人)と続いた。

次に、副業でどのくらいの収入を期待しているか聞いたところ、「31万円~100万円」(54.5%)がダントツに多く、次いで「~30万円以下」(23.4%)、「101万円~300万円」(16.2%)。しかしながら、実際の年収は「~10万円」(54.5%)という人が半数超を占めた。

また、副業への不満を聞いたところ、47.4%と半数近くが「不満」(「不満である」「どちらかというと不満である」)と回答。理由を聞くと、「収入が少ない」(63.0%)、「収入が不安定」(11.0%)、「受注が不安定」(8.2%)が上位に。

一方、副業に「満足している」人は52.6%。理由としては、「収入が得られる」(35.8%)が最も多く、次いで「隙間時間にできる」(22.2%)、「自分のペースでできる」(17.3%)と続いた。

次に、理想の働き方を質問したところ、「現在の本業を維持しながら副業も続ける」(65.2%)が6割超を占め、次いで「副業を伸ばしてフリーランスになる」が12.3%で続いた。また、「何歳まで働きたいか?」と聞くと、4割超が「生涯現役で働きたい」と回答。理由としては、「収入がほしい、老後資金に不安、年金は当てにできない」(22.2%)や「健康のため」(20.6%)が上位にあがった。