“発がん性”の可能性指摘…有機フッ素化合物『PFAS』岐阜・各務原市の水源でも検出 3年前からで初の発表

発がん性の可能性が指摘されている「PFAS」が、岐阜県各務原市の水源でも検出されたことが28日にわかりました。

各務原市によりますと、3年前に市内に5つある水源地のうち「三井水源地」の調査で、目標値の約2倍となる有機フッ素化合物「PFAS」を検出しました。

2021年5月の調査では、13カ所ある三井水源地の井戸のうち7カ所で目標値を超え、現在も濃度が高い4カ所で井戸の稼働を停止しています。

三井水源地では、今も目標値を超えていますが、現在まで健康被害の報告は出ていないということです。

PFASを巡っては、全国の米軍基地の周辺などで高濃度で検出されるなど問題化していて、これまで発表がなかったことについて各務原市は「認識が甘かった」と謝罪しました。