【覚せい剤で5回目の逮捕・懲役2年】「ヤリ部屋って言葉は俺が語源だ」とびきりの“ドラ息子”高橋祐也(43)はバツイチ、2児の父…逮捕前はキャバクラ行きを巡ってアイドルの元妻と大喧嘩も「よく金をせびられていました」

5回目の覚せい剤取締法違反の罪で逮捕された女優・三田佳子の次男、高橋祐也被告(43)。7月31日、東京地裁で懲役2年(うち4カ月は2年間の保護観察付き執行猶予)の判決が言い渡された。前編では祐也被告をよく知る長年の友人A氏が、逮捕前の様子や異常な金銭感覚などについて語った。後編では覚せい剤使用の原点となった自宅地下室でのパーティの様子や、前妻、さらには内縁関係にあった元アイドルとの今について詳報する。
祐也被告が覚醒剤取締法違反で最初に逮捕されたのは1998年1月、まだ高校3年・18歳のときだ。初犯かつ未成年ということで保護観察処分となるも、高校は退学処分に。2回目は2000年10月で懲役2年・執行猶予5年の判決となった。このときは世田谷区にある自宅地下室でのパーティが舞台で、夜な夜な仲間を呼び入れ、覚醒剤に溺れていったという。
繁華街でポーズをとる高橋祐也被告(知人提供)
「あの地下室は本当に広かった。もともとは三田佳子さんが稽古部屋として使っていたところで完全防音仕様。三田さんや親父さんの目に触れずに入ることができるので、いろんな人が合鍵を持っていました。地下には、広い部屋とは別に8畳ほどの小さい部屋もあり、ベッドが置かれていて、そこが“ヤリ部屋”になっていたそうです。祐也が、『ヤリ部屋って言葉は俺が語源だ』なんて自慢していることもありました」(祐也被告をよく知る長年の友人A氏)2007年11月の3回目逮捕では懲役1年6ヶ月の実刑判決を受けた。その後、2010年に一般女性と結婚、息子を授かった。「結婚生活を送るために、親に金を出してもらい世田谷区桜新町に2階建の一軒家を建てました。ところが、ゴミの出し方で近隣トラブルになり、『こんなのやってられるか』と怒りだして家を売ってしまった。結局、1億円くらいで売れたそうなのですが、祐也はその金を自分の口座に入れてしまった。その後、渋谷区恵比寿のマンションに引っ越しましたが、そこの家賃は親に払ってもらっていたので、1億円がまるまる浮いた。そのお金で恵比寿のサパークラブに通って使い込んだだけでなく、さらに追加で5000万円くらい親から引っ張っていたので、2年間で1億5000万円は使っていましたね。
豪快に遊んでいた祐也被告(知人提供)
その場にいる他の男性客の分も奢るし、女の子たちには隣に座ってくれたら3万円、さらにタクシー代で3万円と渡していく。でも本人はチヤホヤされたいだけなので、体の関係を求めたりしないんです。女の子たちにとってはこんなおいしい話はないですから、たくさんの子が祐也の周りに集まっていました」(A氏)
連日繰り広げられた“飲み会”の席で知り合ったのが人気アイドルグループに所属していたBだった。当時、Bは未成年飲酒疑惑のスキャンダルでアイドルグループを辞め、ラウンジなどで働いていたが仕事は続かず、祐也被告が「Bの面倒を見ていた」とA氏は語る。「その頃祐也は、奥さんと子供を置いて家を出てしまい、一人で暮らしていました。結局Bと不倫関係になって、2019年に離婚した。その後、前妻とは全然会っていないようですが、息子には時々会っていましたね。息子には暴力をふるうことは一切なくて、本当に可愛がるんですよね。一緒にNetflixでアニメを見たりしていました。今は中学生になっていますが、遺伝子なのか、ずいぶんと顔立ちが整っていた。
沖縄で療養していたころの祐也被告(知人提供)
祐也はお酒が入ると暴れるんですよ。何度も暴力沙汰を起こしているけど、その度に親が示談に走ってお金で解決してもらう。結構な示談金をもらえるから、なんなら殴られたいって人もいたくらいですからね。不倫から内縁関係になって同棲していたBさんも、その暴力癖に愛想尽かして出て行ってしまった」(A氏)2019年、Bも祐也との間に子どもを授かっている。前妻とBは祐也被告と別れた後、それぞれ広尾、白金といった都内の高級住宅街に住んでいたが、家賃や養育費は三田家が払っていたという。「孫がいるわけですから、変な生活はさせられないって気持ちがあるみたいですよ。祐也とBは、今もつかず離れずの関係が続いていますね。逮捕される1ヶ月前の2022年9月の中旬頃かな、自宅にBが遊びに来たって言っていました。一緒にラーメンを食べたと。子どももやっぱり可愛いみたいで、とにかく会いたがっていた。1~2ヶ月に1回は会えていたようですが、その度にBから金をせびられていました。
子どもが誕生した際の祐也被告とB(知人提供)
あるとき、祐也がBの家に行ったら、便座が上がっていたために浮気を勘ぐって暴力をふるった。それで、また祐也の親がお金を払ったこともありました。ただ、なんだかんだ似たもの同士というか共依存していますよね。Bはシングルマザーとはいえまだ若いから、新しい恋人でも捕まえられると思うのに、祐也から離れないですね」
祐也被告は4回目の逮捕(2018年)の際、焼肉屋でBの携帯を壊して暴れて、警察を呼ばれたことから、覚せい剤所持が発覚した。実は今回の逮捕前にもBと“トラブル”があったという。「逮捕の数日前、祐也が朝キャバで知り合った女の子と一緒にいたときにBが祐也に電話したそうです。その際、キャバ嬢の声がBに聞こえたようで、『祐也が女といるんだけど、どういうこと!』って周囲に当たり散らしていました。祐也はキャバ嬢とデートをしたり、アプリを使ってパパ活で10万払ってのデートとか、そういう遊びをよくしていました。でも、もう性欲がないので体の関係はなかったみたいですね。祐也は元々、風俗なんかも嫌いですし、遊び方は以前ほど派手ではなくなりました。それに女の子たちの間でも高橋祐也と関わったら危ないって認識がありますしね。まあ、しょせん、祐也と三田家のお金に群がっていただけですから…。Bとしたら子供の父親でもあるから、ちゃんと更生してほしかったのかもしれません。Bと揉めた後、病院にいた祐也は逮捕されました」
東京地裁(撮影/集英社オンライン)
7月31日、地裁でおこなわれた結審ではBの姿は法廷内で確認できなかったこの日の祐也被告は薄く花の柄が入った白いシャツにベージュのパンツ姿、髪は首の付け根まで伸びていた。裁判官が判決文を読み上げると、最初は肩を落としながら静かに聞いていたが、中盤からはずっと体を左右に揺らし、挙動不審な様子を見せていた。判決文を読み上げた裁判官から、「内容わかりましたか?」と尋ねられ、「はい!」と大きい声で返事をした祐也被告。今度こそ猛省し、覚せい剤による6度目の逮捕がないことを願いたい。取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班