日大・林真理子理事長ら記者会見「昨年、部員から大麻を吸ったと申告があった」

日大アメフト部員の男子学生が警視庁に大麻取締法違反(所持)などの容疑で逮捕された事件を受け、日大・林真理子理事長らが8日、都内の日大本部で記者会見を行った。林氏は「学生が一人逮捕されました。大変遺憾。理事長として深く受け止める」と謝罪。また、酒井健夫学長によると、昨年11月時点で部員から「7月に大麻を吸った」と自己申告があったことも明らかとなった。
酒井氏によると、自己申告は部の指導陣に対してあったという。アメフト部として警察にも相談したが、本人からの申告のみで物的証拠がないことや、4か月が経過しているため吸ったとするものが大麻かどうか確認できないことから、警察は事実関係の立証は困難と判断した。
自己申告した学生に対しては、部の指導部から厳重注意し、薬物乱用防止の講習会を行った。当該学生が逮捕された学生であるかについて問われると、沢田康広副学長は「捜査に影響を及ぼすため差し控える」と述べた。