北海道 前線や台風からの湿った気流の影響が続く

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今日(8日)の北海道付近は気圧の谷や前線、台風などにより湿った暖かい風が流れ込むため、雲が広がりやすく、道北や道東を中心に雨が降りやすいでしょう。大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意して下さい。
今日(8日)これからも雨続く

北海道付近は、全道的に雲に覆われており、今日(8日)午後も道北や道央、道東を中心に雨が降りやすいでしょう。局地的に雷を伴って、降り方の強まる恐れがあります。今日予想される1時間降水量は多い所で30mmとなり、明日明け方までに予想される24時間は多い所で60mmとなる見込みです。雨雲の発達の程度などによっては、警報級の大雨になる可能性もあります。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意して下さい。夜になると、雨が降りやんだり、弱まったりする所も多くなりますが、雨のやんだ後に河川が増水したり、土砂災害が起こったりすることもあるため、引き続き注意が必要です。なお、今日午前に強い降り方となったのは上川地方の南富良野町金山で1時間に36.0mm、空知地方の夕張市沼の沢で31.5mmなど激しい雨を観測した所がありました。金山は2006年の統計史上3番目に多い1時間雨量となりました。沼の沢で30mm以上の雨を観測したのは、2011年9月以来となりました。
明日(9日)も雨続く
明日(9日)も引き続き湿った空気の影響を受けやすく、広く雲に覆われるでしょう。道東では雨が降りやすく、その他も山間部を中心に雨の時間がありそうです。雷を伴って降り方の強まる恐れがあるため、天気の急変等には十分注意して下さい。降り続く雨により、地盤が緩んでいたり、川の水位が上がっている恐れがあります。傾斜地や川のそばには近づかないようにしてください。なお、本日(8日)午前9時に南鳥島で発生した台風7号は、台風6号よりも東を北上するため、北海道付近に湿った暖かい風の流れ込みやすい状況はこれからも続いてしまいそうです。いつも以上に、最新の気象情報に注意が必要となりそうです。