アパートに住む犬 ある日、隣人のドアの前に置かれていたのは…?「泣いてしまった」

犬を飼っている人にとって、近所の人たちが犬好きであることは、居心地よく暮らすために大事なことでしょう。
隣人に愛犬をかわいがってもらえると、飼い主は嬉しいですよね。
アメリカのノースカロライナ州に住むピギーちゃんは、優しい飼い主(piggiethepittie)さんとアパートで暮らしています。
2022年からピギーちゃんには、ある日課ができました。
隣人がドアの前に、ピギーちゃんのためにおやつを入れた瓶を置いてくれるようになったのです。
ピギーちゃんは、そこでおやつをもらうのが毎日の楽しみになっていました。
ところが2023年初め、飼い主さんはその隣人が引っ越したことを知ります。
ドアの前にはおやつの瓶に加えて犬用のおもちゃが置いてあり、ドアには『思い出をありがとう』と書かれていました。
飼い主さんはそのおやつの瓶を自分が引き取り、自宅のドアの前に置くことにします。
ところがある日、おやつの瓶が盗まれてしまったのです。
しかし、話はそこで終わりません。そのことを知った別の隣人が、新しいおやつの瓶をピギーちゃんのために用意してくれました!
さらにこの話には続きがあります。
ピギーちゃんと飼い主さんも、このアパートから引っ越すことになりました。
彼女たちのおやつの瓶は心優しい隣人に受け継がれ、今もアパートに置かれているそう。
ピギーちゃんがいなくなった後も、ほかの犬たちがおやつの瓶を楽しんでいると思われます。
ピギーちゃんと隣人たちとの心温まるストーリーには、感動の声が寄せられました。
・まさか自分が犬のおやつの瓶を見て泣くとは思わなかった。
・近所の90歳のおじいさんが我が家の前を通りかかると、いつも私の犬のために2枚のビスケットをポーチに置いていってくれる。それが彼の朝の楽しみになっているみたい。
・いいアイディアだね。私ももうすぐ新居に引っ越すので、おやつの瓶を置いてみるよ。
最初におやつの瓶を置いてくれた隣人は、ピギーちゃんの飼い主さんと直接の交流はなかったようです。
ピギーちゃんの鳴き声などを聞いて、犬がいることを知り、ドアの前におやつを置いてくれたのでしょう。
さまざまな人たちが住んでいるアパートでは、犬が苦手な人もいるかもしれません。
そんな中で、ピギーちゃんは優しい隣人たちに恵まれていたのですね。
ピギーちゃんの飼い主さんは新居でも、自らがこのおやつの瓶を置くつもりだとつづっています。
人と人とのつながりが希薄になりがちな現代で、おやつの瓶によって生まれた交流は多くの人の心を温かくしたようです。
[文・構成/grape編集部]