【速報】異動希望調査15人分を無断コピー 市立小の男性技能主任を停職 千葉市教委 「異動対象になるか知りたかった」

千葉市教委は18日、職員15人分の人事異動希望調査票を無断で持ち出しコピーしたとして、花見川区の市立小に勤務する男性技能主任(50)を停職1カ月の懲戒処分にした。市の聞き取りに対し「異動の対象になるのかや、異動先になりそうな学校を知りたかった」と説明しているという。
市教委教育職員課によると、技能主任は2019~22年、市教委内に設置している提出書類を入れる棚から、他の技能職員計15人の調査票を無断で持ち出した上、近くのコンビニでコピー。原本はすぐに戻し、写しを勤務校の倉庫で保管していた。
今年7月、市教委に「校内スペースを私的利用している」と匿名の通報があり発覚した。調査票には名前や住所のほか、健康状況や人間関係など異動の際に配慮を求める事項を記入する欄もあった。個人情報の不正利用は確認されていない。
市教委教育総務部の香取徹哉部長は「あってはならないこと。学校に対する信頼を大きく損なった」と謝罪。今後、個人情報が含まれる書類の提出方法を改めて検討するなどして再発防止に努めるとした。