無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典 第3回 「言ってくれればやった」言われなきゃわからないの?

「地雷ワード」とは、夫婦間で交わされる日常の会話のなかで、ふとした瞬間に相手の機嫌を損ねたり、傷つけたりするひと言のこと。夫婦問題研究家の岡野あつこさんが、夫が妻に言いがちな「地雷ワード」と、地雷を踏む可能性を回避する「言い換えワード」を解説した『無自覚な夫のための地雷ワード事典』(日本文芸社)から、一部を編集・抜粋してご紹介します。

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夫にとっては何気なく言っただけのひと言。しかし気づかいが足りないと、悪気がなくても妻を怒らせたり、傷つけたりすることも……。妻に対して夫が“言いがち”な地雷ワードを学んでいきましょう。
○指示待ちの協力だったら頼まないほうがマシ

夫は家のことなど「何もやってくれない」と思った妻が、不満を漏らした際などに放たれる夫のひと言。長らく玄関などに置きっぱなしにしていた大きな荷物を妻が一人でせっせと片づけているのを見て、「言ってくれれば…」と後ろから声をかけるなんてシチュエーションが多いです。夫側はあくまで「言ってくれれば」というスタンスなので、妻から頼まれなければやる気はないし、全面的に責任を負うつもりもないという基本姿勢が見え隠れする発言です。

特に共働き家庭の場合、家事・育児を夫婦で平等に行うことは当然のことであり、“言われたらやる”というスタンスは、発言だけでなく、態度としても控えるべきでしょう。

○【地雷ワード】の言い換えは?

「気がつかなくてごめん。これからは気をつけるね」

地雷を踏みそうなときは、素直に謝ることが先決です。できないことの弁解や「あとからこうすれば」「こうしたらやった」といった言い訳をするのではなく、「今回はできなかったけれど、次はがんばる」という姿勢を見せましょう。

本連載は、夫婦問題研究家の岡野あつこさん監修による 『無自覚な夫のための地雷ワード事典』より、一部を抜粋してご紹介しています。

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○『無自覚な夫のための地雷ワード事典』(日本文芸社)
著者:岡野あつこ

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