「ダイソーがあってよかったね!」という会話は日本でもよくあること。では、海を渡ったアメリカではどうでしょう? 今回は、渡米5カ月目の筆者が感動した「アメリカのダイソー事情」についてご紹介します!
■店内の様子
今回ご紹介するのは、アメリカ・カリフォルニア州、サンフランシスコ市内のショッピングモール「ストーンズタウン・ガレリア」にオープンしたダイソーです。こちらは、7月22日にオープンしたばかりの新店舗で、アメリカでは100店舗目の出店になるんだとか。
手頃な価格で高品質なアイテムを購入できるだけでなく、日本のカルチャーを反映した商品を手に入れられるので、現地でも人気のショップになっています。
店内は、まるで日本の店舗にいるようで、筆者も思わず「懐かしい~」と心の声が漏れてしまいました。
売られている商品は、日本でおなじみのものが多数。箸や茶わん、文房具、食品、日用品など、品ぞろえはほとんど日本と変わりません。
面白いのが、商品の多くが日本と同じパッケージということ。そのため、価格は日本円で表記されています。ですので、200円商品なら3.25ドル、300円商品は4.25ドルといったように、商品価格をドルに直した表が掲示してあるのもアメリカの特徴。
気になる価格はというと、日本の税抜き100円を実現するのは難しかったようで……、100円(税抜)の商品は「1.75ドル」で販売されています。単純に1ドル=140円で計算しても、1.75ドルの商品は245円なので、やはり日本人としては割高に感じてしまう人もいるはず。
しかし、止まらないアメリカの物価高。1.75ドルでも、買えるということすらありがたいというのが本音です。
■現地の人気商品
今回、店員さんに声をかけることができたので、店舗で人気の商品を教えてもらいました。
まずは渡米中の日本人であれば誰もが恋しくなる日本の「食べ物」が大人気! カルピスやハイチュウ、それからカップ麺などもよく売れているそうです。
「アメリカあるある」なのかもしれませんが、こちらでは日本で売られているようなお手頃な菓子パンがありません。ですから、菓子パンも売れ筋商品なんだとか。
あんぱんやチョコクリームパンなど、日本ではなじみのある菓子パンも、アメリカでは簡単に手に入らないので、1.75ドルで買えるというのはかなりお買い得。
また、今回の調査で最も意外だったのは、「使い捨てカイロ(ハンドウォーマー)」が人気だということ!
猛暑の日本では信じられないかもしれませんが、1年を通して気温差があまりなく、朝晩冷え込むことの多いサンフランシスコでは「使い捨てカイロ(ハンドウォーマー)」が重宝されているんですって!
そのほか、「kawaii(カワイイ)」と評判のキャラクターグッズも人気。店舗の入り口付近で売り出されていることもあり、アメリカでも注目されていることがよくわかります。
現地のティーンが、商品を手に取りながら楽しそうにしている様子からも、「kawaii」は世界共通なのかもしれません。
また、”2個で●ドル”といった売り方もこちらでは人気のようです。このときは、大きいぬいぐるみの2個セットが20ドルで売られていました。日本円で計算すると、約2,800円。ちょっと高価なぬいぐるみに感じますが、セットにすると売れるんでしょうかね……(笑)。
アメリカのダイソーも日本と変わらず品ぞろえ豊富! 日本人だけでなく、現地の人にとっても便利なアイテムがそろっていました。
みなさんがもしアメリカのダイソーに行く機会があれば、日本との違いをぜひ探してみてはいかがでしょうか。