秋の味覚『ナシ』 出荷リレースタート!“日焼け”に“価格上昇”も…おいしさは変わらず【新潟】

出荷リレーが始まっている秋の味覚・ナシですが、今年は猛暑によって見た目や価格に影響が出ています。

秋の味覚が出回り始めた新潟市中央卸売市場。9月4日朝、ずらりと並んでいたのは、様々な種類の県産ナシです。

【新潟中央青果・果実第一事業部 小林萌夏さん】
「9月、10月は多くの品種が並ぶ時期」

毎年秋にピークを迎えるナシの出荷リレーは8月の幸水に始まり、二十世紀・新美月など個性豊かな品種の出荷が12月ごろまで続きます。

いま、旬を迎えているのは豊水です。

【新潟中央青果・果実第一事業部 小林萌夏さん】
「豊水は幸水に次ぐ生産量の多いナシ。すごくやわらかいので食べやすくおいしい」

一方、目立っていたのは…

【記者リポート】
「こちらのナシ、比べてみると小さくて赤いことが分かります。この赤さは高温による日焼けだということです」

今年は猛暑の影響で日に焼けたほか、水不足により小ぶりなナシが多い傾向に。豊作だった去年に比べて出荷量は2割程少なく、価格も2割~3割ほど高くなっています。

それでも糖度は平年並みということで、日に焼けたナシを食べて見ると…

【記者リポート】
「果汁たっぷりです。甘みと酸味のバランスもとてもよくて、食感もシャキシャキとしていますし、日に焼けていても普通のものと全く変わらないおいしさです」

日に焼けたものはやわらかくなりやすいため、早めに食べることがおすすめです。

【新潟中央青果・果実第一事業部 小林萌夏さん】
「色々な品種があるので、ぜひ、色んな品種を食べ比べてみて、自分好みのナシを見つけてほしい」