洗濯物の部屋干し ベストな場所は? 正解に「ためになった」「意識します」

洗濯物を部屋干しする時、どの部屋に干していますか。リビング、書斎、寝室、お風呂場などいろいろでしょう。室内干しは干す場所を間違えると思わぬ結果になってしまいます。ベストな場所はどこなのでしょうか。
除湿剤や脱臭剤など、生活用品を取り扱うメーカー「エステー」によると、部屋干しは干す場所が重要なのだそう。干す場所によって乾くスピードが変わったり、時には部屋の状態を左右したりすることもあるとのことです。
ベストな干し場所は「浴室乾燥機が付いたお風呂場」。お風呂場を乾燥させる機能で洗濯物も乾かせます。濡れた洗濯物の湿気もお風呂場なら気になりません。
浴室乾燥機がなければ、お風呂場で吊るして換気扇を回し続けておくだけでも大丈夫。つまり、部屋干しはお風呂場が適しているということですね。
ただ、浴室内のカビには注意してください。もしカビがあるとその胞子が洗濯物に付いてしまい、不衛生になってしまいます。部屋干しの前に掃除をしてしまえば、洗濯ついでにお風呂もきれいになって一石二鳥かもしれません。
浴室以外でおすすめの場所は、リビングダイニングのように広い空間です。干す時には扇風機やサーキュレーターを使い、洗濯物に風が当たるようにコントロールしましょう。洗濯物が素早く乾きます。
洗濯物を素早く乾かすことは、衛生面やニオイの面で重要です。長い時間濡れたままではニオイの元となる雑菌が増殖してしまいます。ぜひスピーディーに乾かす工夫を取り入れてみてください。
また、浴室以外で部屋干しをする時には洗濯物による湿気にも注意しましょう。洗濯物が部屋の湿度を上げてしまいます。湿度が高くなった場合にはエアコンの除湿機能や除湿機を活用しましょう。
エステーは洗濯物を絶対に干してはいけないという場所も教えてくれました。それは、「布団がある寝室」です。布団が洗濯物から出た湿気を吸ってしまい、カビの原因になってしまうのだそう。
カビだらけの布団になってはたまりません。寝室での部屋干しは絶対に避けたほうがよさそうです。
同様に、畳や本が多い部屋での部屋干しもNGとのこと。畳や本は湿気を吸い、やはりカビが生える恐れがあります。
部屋干しする時は、早く乾くように上手にアイテムを使いましょう。例えば、タオルなどは物干しざおに直接かけるよりも、ピンチハンガーに波打つような形でかけると、間に空気が通るので乾きやすいです。
服をかけるハンガーも、ワイヤーハンガーではなく、なるべく厚みのあるものを選びましょう。そうすることで、衣類の中に空気の層ができます。
また、除湿機があればベストですが、ない場合は新聞紙などを物干しざおの下に置いておくのも、吸湿の効果が期待できます。
部屋干しに適しているのは『浴室乾燥機が付いたお風呂場』『お風呂場』『広い部屋』。そして、アイテムを上手に使うこと。洗濯物を気持ちよく仕上げるためだけではなく、自宅の衛生面のためにもぜひ意識してみてください。
[文・構成/grape編集部]