仙台湾でマダイ狙っていたら…レアな初体験・良型カツオ…釣りガール高橋美来のみくみく39フィッシング

宮城県在住の釣りガール「みくみく」こと高橋美来さんによる人気企画の23回目は仙台湾のカツオ。マダイのスローライトジギング中に突如、現れた群れとのファイトの模様をお届けします。
強烈な引きが楽しめるカツオ。本命のマダイを狙っていたら、2~3キロの群れがいきなり湧きました。かなりのスピードで泳ぐ先頭のカツオの進行方向に船をつけ、ブレード付きのジグをアンダーキャストして高速巻き。2投目できました。少しフォール(落とし込み)させてから巻くとヒット! 一気にドラグ音が鳴り響く。カツオ用のタックルではなく、マダイのジギング用のタックルを用意していたため、さおは大きく曲がり、ラインもどんどん出ていきました。
細めのラインを巻いていたので、切られないかハラハラ、ドキドキ…。負けずと巻き続け魚影が見えてきたと思えば船を見てまたトップスピードで海底へ逃げていく。5分程の格闘の末にようやくタモに入れ「ゲット~!」と叫ぼうとしたら、最後にカツオの背びれにリーダーが当たってしまいラインブレイク。あと一歩のところで逃げられちゃいました。
さて、切り替えて中々沈まない群れをまた追って同じ方法で当たりを待っていると、フォール中にヒット! “二度目の正直”で釣り上げることができ、一安心でした。
仙台湾のカツオの群れを見るのは珍しく、私も初めての経験で、2・5キロを含めて良型を3匹釣れたのはよかったです。東北では毎年、宮城・金華山沖付近で8~10月にターゲットとし、狙いに行く船もありますが海の状態がいい時を狙うので中々難しいようです。今回は7月下旬の釣行でしたので、北上するカツオの群れにたまたま当たったという訳です。いろんな条件が重なったラッキーな一日となりました。まだ、県北では狙えるようなのでチャンスがあればいってみたいですね。
釣りたてのカツオは全く別物に感じます。生もおすすめですが、私はレアカツで堪能しました。ご飯もお酒も進むので、是非、皆さんも味わってみてください。
◆カツオのレアカツ▽作り方 サク切りにしたカツオの身に塩・こしょうを振り、薄力粉をまぶす。溶いた卵にくぐらせ、パン粉をつける。160度の油の中へ入れて、片面1分揚げる。網の上で余熱で2分ほど火を入れ、早めに大きめにカットしたら完成。