佐渡島から約350km離れた場所でカニかご漁船と衝突したイカ釣り漁船が沈没 6人乗船もケガ人なし

9月12日午後1時半前、日本海の東方海域でカニかご漁船「第三十八やよい丸」から「イカ釣り漁船に衝突してしまいました」と118番通報がありました。

事故があったのは、佐渡島弾崎灯台から北西に約350kmの海上です。

第九管区海上保安本部によりますと、衝突されたのはイカ釣り漁船の「松耀丸」で、松耀丸は船の左舷側に穴が開いたことで海水が入り、午後2時35分に沈没。

松耀丸には、日本人4人とインドネシア人2人が乗っていましたが、衝突後に第三十八やよい丸に乗り移ったため、ケガをした人はいないということです。

松耀丸が沈没した海域周辺には、幅約100メートル、長さ約800メートルにわたり薄く油の流出が認められていて、巡視船が確認中です。

第三十八やよい丸は、船籍港の鳥取県境港へ回航する予定で、海上保安庁は衝突した原因などを調べる方針です。