“3980円から”で3万3千円請求…車のバッテリー修理依頼者と違法に契約か ロードサービス業者の男逮捕

車のバッテリー修理を依頼した女性に、クーリングオフの制度を伝えずに契約を結んだとして、ロードサービス業者の男が逮捕されました。

逮捕されたのはロードサービス業者「ファブル」の従業員、池永心容疑者(33)です。

池永容疑者は去年12月、愛知県大府市の駐車場で車のバッテリー修理を依頼してきた女性(当時24)に対し、クーリングオフの制度を伝えず違法に契約を結んだ疑いが持たれています。

警察は認否を明らかにしていませんが、女性は検索サイトで「3980円から」と格安での修理をPRする業者を呼んだところ、池永容疑者から作業代金3万3000円を請求され、支払ったということです。

このロードサービスの会社を巡っては先月、別の従業員の男2人が逮捕されていて、押収した資料などから池永容疑者の関与が浮上したということで、警察は余罪を調べています。

警察によりますと「消費者生活センター」には、2020年7月9日から今年5月16日にかけて「ファブル」に関するトラブルの相談が全国で113件あり、このうち18件が愛知県だったということです。