公園で発見した看板、予想外の禁止事項に目を疑う 「戦国時代かよ」とネット民驚愕…

公園に設置された看板に目をやると、禁止事項がズラリ。安全等に配慮した結果とはいえ、窮屈さを感じた経験はないだろうか。
なおX(旧・ツイッター)上では、愛知県豊橋市の公園で発見された看板の内容を受けて「戦国時代かよ」と、多数のツッコミが寄せられており…。
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今回まず注目したいのは、自然と映像に関する仕事の中で、身の回りの生き物に関する珍妙なショート動画を日々投稿している「見習い猟師カメラマン」小林成彦さんが投稿した1件のポスト。
投稿本文には「公園でドローン禁止の看板はよく見るけど、猛禽類飛行禁止は初めて見たぞ! 流石は豊橋だ」と、意味深な文章が綴られており、添付された2秒ほどの動画を見ると…。
公園で発見した看板、予想外の禁止事項に目を疑う 「戦国時代か…の画像はこちら >>
そこには「猛禽類を飛ばすことは危険ですので、止めてください」と、我が目を疑う警告文の書かれた看板が確認できたのだ。
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「猛禽類を飛ばす」というフレーズからは、飼いならした鷹を山野に放つ狩猟「鷹狩」を連想するが、令和の現代では決してメジャーな存在とは言い難い。果たして、実際に猛禽類を飛ばす人物がいたのだろうか…?
看板の内容に衝撃を受けた人はやはり多かったようで、前出のポストは投稿から数日で2,000件近くものリポストを記録するほど話題に。他のXユーザーからは「鷹匠の練習場所とか?」「飛ばす人…いるのか?」「鷹狩が流行っているのかな」「家康公が聞いたらショックを受けそう」などなど、驚きの声が多数寄せられていたのだった。
ポスト投稿主・小林さんに詳しい話を聞くと、こちらの看板は愛知県豊橋市にある「豊橋公園」にて目撃したものであると判明。
豊橋は「東三河」エリアに属するため、小林さんは「戦国時代の一大舞台である三河なら、鷹狩りをやってる人もいるのか!?」と、想像を膨らませてしまったという。
また「私はドローンユーザーなので『ドローン禁止』の看板は意識せずとも目に入ってくるのですが、今回は猛禽類の飛行禁止ということで、あまりにも珍しい内容に仰天してしまいました」と、当時の様子について振り返っている。
そこで今回は件の看板の詳細を探るべく、豊橋市の「公園緑地課」に詳しい話を聞いてみることに。その結果、様々な事実が明らかになったのだ…。
今回話題となった「猛禽類」の注意看板が設置されたのは、2021年1月頃のこと。「公園で鷹を飛ばしている人がいて、怪我人が出た」との連絡を受けて設置を決定したが、被害者・加害者の特定には至っていないそうだ。
さらに2022年には、同じく市内にある公園「向山緑地」でも「鷹を飛ばしている人がいた」との連絡があり、同様の看板を設置していることが明らかに。こちらの通報では「怪我人」については触れられていないとのこと。また、豊橋市担当者は「看板の設置以降、こうした通報は寄せられておりません」ともコメントしている。
そもそも「鷹を飛ばしていた人物」が実在していたかについては、少々の疑問が残るが…。そちらが事実だとしたら、看板にしっかりと抑止効果があったと考えて良いだろう。
公園でドローン禁止の看板はよく見るけど、猛禽類飛行禁止は初めて見たぞ!流石は豊橋だ pic.twitter.com/VylAFnWhDH
小林成彦|見習い猟師カメラマン (@naru422) August 30, 2023
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。