冷蔵庫で製氷 「遅い」と思ったら? 試すべき方法に「そんな原因が」「初めて知った」

夏場は特に使用頻度が高くなるのは、冷蔵庫の製氷機能です。急いでいる時に氷がないと、「一体どれだけ待てば氷ができるのだろう…」とイライラしてしまいがち。実際に、どれだけの時間で氷を作れるのでしょうか。
冷蔵庫メーカーとしても知られるPanasonic(パナソニック)公式サイトの情報から、製氷機能に関する気になる情報を紹介します。
冷蔵庫で氷を作る際に必要な時間の目安は、標準で約120分です。氷がなくて焦っている時は、約2時間待つ余裕があるのかどうかを考慮したうえで、次の行動を判断してください。
一方で、製氷にかかる時間は、各種条件によっても大きく違ってくるでしょう。
冷蔵庫の中には、製氷機能に「おいそぎコース」が搭載されている製品もあります。こちらの機能を使えば、最速80分ほどで氷を作れる可能性があります。
なお、以下の条件に当てはまる場合、製氷にかかる時間は120分よりも長くなります。
・冷蔵庫内が十分に冷えていない(コンセントを差した直後など)
・冷蔵庫周辺の温度が高い
・冷蔵庫の扉の開閉回数が多い
・温度を高めに設定している
冷蔵庫の製氷速度は、庫内や周辺の温度に大きく左右されます。製氷作業がスタートするのは庫内が十分に冷えてからです。特にコンセントを差した直後は、最初の氷ができ上がるまでに24時間以上必要になるケースもあるでしょう。
「我が家の製氷時間は通常よりも長い」と感じた場合、冷蔵庫周辺の環境を見直してみるのがおすすめです。
先ほどもお伝えしたとおり、製氷時間は冷蔵庫の温度と深く関わっています。冷蔵庫の運転効率はコンプレッサー(圧縮機)の状態によって変わるもの。十分なスペースを確保して熱が逃げられるよう意識してみてください。
また、「冷蔵庫を開閉する回数を少なくする」「冷蔵庫を食品でパンパンにしない」といった対策も効果的です。扉の開閉回数が増えれば、そのぶん庫内の温度は上昇します。また内部に食品が詰め込まれていると、冷気が循環しづらくなってしまうでしょう。
冷蔵庫の使い方全体を見直すことで、氷にまつわるストレスを解消できる可能性があります。
「いつの間にか氷ができている」といった印象も強い冷蔵庫の製氷機能。実際には、効率よく働かせるためにはいくつかのコツがあります。
とにかく早く氷を作りたいという時は、冷蔵庫の製氷機能ではなく、冷凍庫を利用する方が早いでしょう。
お弁当に使うようなアルミカップに水を入れ、金属製のバットに乗せて冷凍庫に入れます。およそ30分ぐらいで氷が出来上がるでしょう。
これは、アルミの熱伝導率のよさを利用した方法です。普段通りの大きさ・形でとはいきませんが、氷が出来上がる速さで見ると、非常に効果的です。
製氷にかかる時間やおいそぎコースの有無などは、メーカーや種類によっても異なるもの。まずは冷蔵庫の説明書を確認のうえ、効果的な対策を取り入れてみてください。
[文・構成/grape編集部]