13歳娘の誕生会で12人も食中毒に 「楽しい日のはずがみんなで入院」と嘆く母親

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楽しいはずの誕生会が一転して大惨事に。ニューヨーク・ロングアイランドの日本食ステーキハウスで食事をした28人のグループが次々と体調を壊し、うち12人が食中毒で入院したと『Daily Mail』や『New York Post』が報じている。
アリエル・アリアスさんという母親が、13歳になる娘の誕生会を開催。競技ダンスチームに所属する娘のチームメイトを寿司とステーキハウスの店に招待し、総勢28人で食事を楽しんだ。
しかし食事を進めるなか少女たちが次々と体調を崩しだし、うち12人が食中毒で入院することになった。アリアスさんは地元メディアの『ニュース12』のインタビューに対し、「一人の女の子が嘔吐し、状況を掴めないうちに次々と別の娘たちが吐き始めたんです。トラウマになりそうでした」と当時の状況を振り返っている。
誕生会ではチキン、ビーフ、野菜などが振る舞われており、カター席で寿司を注文した客も多かったが、生魚を口にした客たちは体調不良にはならなかったそうだ。
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食中毒の原因は、寿司の生魚や肉類ではなく意外なものだったようだ。アリアスさんは「私たちの食中毒は『Hibachi(鉄板焼き)』が原因でした。鉄板焼の米が最初から汚染されていたのです」と明かしている。
被害者全員が鉄板で焼いたチャーハンの米を口にしており、症状が急速に現れたことから、未調理の米に含まれるセレウス菌による食中毒の可能性が高いという。セレウス菌は炊いた米を室温に放置すると有害な毒素を放出し、食中毒を引き起こすという。
所轄のサフォーク郡の保健当局は、レストランに対して15件の違反容疑で調査を開始。保健所の調査官は「レストランの冷蔵庫が破損していたのではないか」と疑っているが、調査は継続中である。
アリアスさんは「娘の13歳の誕生日に、親友たちとお祝いをして楽しいことになると思っていたのに、みんな一緒に一晩入院することになってしまいました」と悲しそうに語ったという。
入院した少女たちは回復しつつあるが、その多くはまだ胃痛に悩まされており、再び外食することを少しためらう少女もいるという。また競技ダンスの次の大会に出場できるかどうかわからず、不安と苦痛に苛まれているそうだ。