「猛暑で好みのアイスがあったので…」アイス5点を盗み店員に噛みついた56歳女 執行猶予付きの有罪判決

愛知県あま市で今年7月、トラックの荷台からアイスを盗んだうえ、店員に噛みついてケガをさせた罪に問われている女に、名古屋地裁は19日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

あま市の作業員・永田恵美被告(56)は今年7月、あま市のドラッグストアの駐車場でトラックの荷台からアイス5点を盗み、取り押さえに入った男性店員の手に噛みつくなどしてケガをさせた罪に問われていました。

これまでの裁判で、永田被告は「猛暑で好みのアイスがあったので魔が差した」などと起訴内容を認めていて、検察側は懲役1年10か月を求刑していました。

19日の判決で、名古屋地裁は「アイスの被害金額530円は少ないとは言えず、店員の足を蹴ったり手の指に噛みつくなど粗暴な犯行は軽視できない」と指摘しました。

しかし「一人で買い物に行かないなど更生への意欲を示している」などとして、懲役1年6か月執行猶予3年の判決を言い渡しました。