20分説得し被害防ぐ コンビニ店員に感謝状 山武署 電話de詐欺

電話de詐欺の被害を防止したとして、山武署(出井義裕署長)はコンビニのセブンイレブン成東草深店(山武市)店員の鈴木靖代さん(50)と、同店マネジャーの小川裕子さん(47)に署長感謝状を贈った。
同署などによると、2人は7月18日、80代男性=同市=が電子マネーカード7万5千円分を買おうとしたことを不審に思って購入理由を尋ね、男性が「パソコンのウイルス除去のためにカードを購入する。やり取りは電話のみで、お金を振り込む」と話したことから電話de詐欺を疑い、男性を説得して同署に相談するよう伝えた。男性は同署に出向き、カードは購入せず、被害に遭わなかった。
男性は電話de詐欺であることを当初信じなかったが、2人が20分ほど説得したという。鈴木さんは「『パソコンの修理は入金しないと終わらない』と聞いて詐欺だと思った。本当に被害がなくて良かった」、小川さんも「男性の話を聞いた時は確実に詐欺だと感じた。被害がなくて安心した」と話した。