「お母さんと呼べ」の指示を拒否した男子生徒に体罰 女性教師が…の画像はこちら >>
自分のことを「母」と呼ばない男子生徒に本気でキレ、叩くなどした女性教師が停職処分を受けた。詳しい経緯と元教え子たちの主張などを、『Thaiger』などタイのメディアが伝えている。
9月27日、タイの女性がX(旧・ツイッター)に衝撃的な動画をアップ。「この教師が甥の顔を叩いたのです。『お母さん』と呼ばせたかったのに、甥が『先生は僕のお母さんじゃありません』と言って拒否したからです」といった説明を添えた。
女性によると、甥はキレた教師に「ごめんなさい」と謝罪したというが、教師は許さず甥の顔を再び叩いたとのこと。その直後に男性教師が騒ぎに気づき、間に入る形で引き離したそうだ。
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学校長はこの件が事実であることを認め、「9月21日に保護者から苦情が寄せられました」とコメント。おばが公開した動画については「3月に撮影されたもの」と告白。
「問題を無視したり手続きを遅らせたりしたわけではありません」「学校長に任命されたばかりだったのです」と釈明した。
現在は、調査委員会が問題を起こした教師と生徒の両方に事情を聞くなどしているといい、進展については後日公表する予定とのこと。体罰に及んだ教師には停職処分を下したという。
校長は被害を受けた生徒に言及し、「精神的な面も心配していますが、本人は『大丈夫』と言ってくれました」「同級生も(叩かれた)生徒を心配し応援してくれています」と語っている。
教師とこの生徒に血縁があるといった情報は今のところなく、なぜ「お母さんと呼べ」と指示したのかなど詳細は不明だ。教師の氏名、年齢、家族構成などに関する情報も伏せられている。
この教師は以前から生徒にたびたび手を上げていた可能性が高く、元教え子らは「あの先生の体罰は昔からだ」「それを学校側に報告したのに何も変わらなかった」と話している。