「地方への転職や起業」を希望する人はどんな働き方がしたい?

カヤックはこのほど、「新しい働き方・暮らし方の展望に関する調査」の結果を発表した。調査期間は8月28日~9月15日、調査対象は移住スカウトサービス「SMOUT」に興味関心のあるユーザー(地域興味層)、有効回答は216人。

まず、現在の暮らし方・働き方で特に悩みや改善したい点を尋ねると、三大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)居住者では、1位「住環境」(57.3%)、2位「ワークライフバランス」(42.0%)、3位「やりがい」(38.2%)、それ以外の地域では、1位「社会貢献への参加」(42.4%)となり、特に都市部において住環境に不満が多い傾向がみられた。

続いて、仕事環境の変化で今感じている課題を解決するとしたらどの方法を選ぶか聞くと、「地方への転職や起業など」が圧倒的に多く70.4%に上った。

「地方への転職や起業」を選んだ人に、まずはどんな働き方をしてみたいか問うと、53.3%が「色々な仕事をしてみたい」と回答し、「1つの仕事をとことん極めたい」の21.7%を大幅に上回った。

さらに、「まずは色々な仕事をしてみたい」と答えた人が興味のある産業分野を調べたところ、40代以上では、1位「農業」(46.6%)、2位「観光業」(38.4%)、3位「伝統工芸」(37.0%)との順に。一方、20代・30代では、「産業にこだわらずに従事したい」(66.7%)が突出して多く、柔軟性や多様性を重視する人が多いことがわかった。