高校生が考案!“ふるさと自慢”のランチ提供♪ こだわり食材で「町をPRできたら」【新潟・阿賀町】

高校生が地域の魅力を掘り起こすプロジェクトが新潟県阿賀町で実施されました。3年生が阿賀町の魅力を伝えた方法は、ふるさとの食材を生かしたランチメニューです。

津川温泉の温泉施設にある食堂で10月19日限定で提供された「栄養まんてん御膳」。

5種類のおにぎりに、豆腐とキノコがたっぷり入った味噌汁、小鉢に大学芋が…このメニューを考案したのは、阿賀黎明高校3年の加藤百々華さんです。

【阿賀黎明高校3年 加藤百々華さん】
「阿賀町は人口が年々少なくなってきて、高齢者が多い町だけど、こういうプロジェクトで阿賀町に来てくれる人が増えたり、若い人がたくさん来てくれればいい」

加藤さんが通う阿賀黎明高校と阿賀町は、高校生と地域が一緒になって町の魅力を発見するプロジェクトを行っていて、今回はフードデザインの授業を選択している加藤さんが食を通した取り組みに挑戦しました。

食材は、とことん阿賀町産にこだわりました。

【阿賀黎明高校3年 加藤百々華さん】
「これはエゴマクルミ味噌おにぎり。エゴマとクルミと味噌、全部阿賀町産。豆腐とナメコも阿賀町産のもの」

大学芋のサツマイモも阿賀町産です。

【阿賀黎明高校3年 加藤百々華さん】
「エゴマとかナメコとか、なかなか注目度が低いものなので、注目度の低い食材を使って阿賀町をPRできたらいいなと思って使った」

メニュー開発から加藤さんをサポートしてきた温泉施設の伊藤さんは。

【清川高原保養センター伊藤晃子マネージャー】
「やっぱり若い方が少ないので、高校生とか若い方が携わってやってくれるとすごくうれしい」

食堂のスタッフに助けてもらいながら、ランチを予約したお客のために心を込めて準備します。

【阿賀黎明高校3年 加藤百々華さん】
「喜んでもらえたらうれしい」

【お客】
「すごいね!高校生が考えたんだって」

【お客】
「いつもワラビは食べているけど、おにぎりに入っているのは初めてでおいしい」

【お客】
「おにぎりも小さくて食べやすい。若い人はいいね、いいアイデアがあって」

食べ終わったお客は、張り出された紙に感想を綴りました。

【阿賀黎明高校3年 加藤百々華さん】
「『おいしかったよ』とか『乾燥ナメコを初めて知った』と言っていただいて、このプロジェクトをやってよかった」

高校生が地元を思い、考えたメニューが阿賀町のお昼に温かい時間を運んでいました。