新潟ならではの味覚!食用菊“カキノモト”の収穫・出荷始まる「秋のほろ苦い味ぜひ食べて」

今年も新潟の秋の味覚・カキノモトの出荷が始まりました。夏の高温少雨の影響を受けながらも無事に収穫を迎えたカキノモト。その味は?

【桶屋美圭アナウンサー】
「爽やかな秋晴れのもと、きれいな赤紫の花を咲かせているのは、秋の味覚・カキノモトです」

新潟ならではの秋の味覚として知られる食用菊「カキノモト」。

県全体の生産量のうち約8割を占める新潟市南区白根地区で、カキノモトの収穫作業が始まりました。

【生産者 長井富男さん】
「7月の後半から8月いっぱい、35~36℃くらいの気温が続いて、なかなか雨も降らなくて、栽培管理に例年より苦労した」

今年は夏の猛暑の影響で花が開くのが遅く、収穫は例年より20日ほど遅れて開始。

生産者の長井富男さんは、カキノモトを乾燥から守るため用水から田んぼに水を流し込むなど渇水対策を講じながら大切に育てたと話します。

例年と比べ若干収量は減る見込みですが、こうした生産者の努力もあり、花の大きさや食味は変わらないということです。

そんなカキノモト、やはりオススメの食べ方は「おひたし」。

まずは、沸騰したお湯に酢を回し入れ、カキノモトを20秒ゆでます。水でさらした後、水気を切って、ポン酢をかければ完成です。

【桶屋美圭アナウンサー】
「シャキシャキっとしていて、非常に食感がいいです。そして口に入れた瞬間、菊の良い香りが広がります。見た目も赤紫色ときれいな色をしているので、一品あるだけでも食卓が華やかになりそうです」

生産者の手によって大切に育てられ、これから出荷のピークを迎えるカキノモト。

【生産者 長井富男さん】
「秋のほろ苦い味は食べてみないと分からないので、ぜひ食べて味わっていただきたい」

10月21日収穫されたカキノモトは21日以降、県内のスーパーなどに並びます。