東海道新幹線を停めた線路脇の火災 JR東海自身の工事で火花が枯れ草に引火したのが原因だった

10月23日午前、愛知県知立市で、東海道新幹線の線路脇の枯れ草が燃えた火事について、JR東海は、工事の際に火花が燃え移ったものだと発表しました。
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CBC
この火事は23日午前10時半ごろ、知立市上重原町を走る東海道新幹線の線路脇ののり面で火が出たもので、消防車4台が出動して火は50分ほどで消し止められましたが、のり面の枯れ草20メートル四方が燃えました。けが人はいませんでした。
JR名古屋駅で停車中の東海道新幹線(23日午前11時ごろ)
この火事で一時、東海道新幹線では上下線の一部の区間でおよそ2時間にわたって運転を見合わせました。JR東海によりますと、当時のり面のコンクリートをエンジンカッターで切断する工事を行っていて、作業中に火花が飛び散り枯れ草に引火したことが原因だったということです。事前に準備していた消火用の水8リットルを使って作業員が初期消火を行いましたが間に合わずに延焼したということで、JR東海は防火シートを設置するなど再発防止に努めると話しています。