“新潟県こども条例” 制定に向け子どもたちの意見共有 委員から意見も「育てる側にも視点を」

子どもに関する施策を推進するため、新潟県が制定を目指す条例の正式名称が「新潟県こども条例」に決定しました。

10月26日開かれた、こども条例に関する有識者による3回目の会議。

【県の担当者】
「いじめの電話相談とかもあるが重い。そこまでいかない、もう少し気軽に相談できるところがあればよかったとか」

24日の聞き取りで子どもたちから出た意見を共有したほか、「子どものためにも、育てる側に視点を向けてほしい」という意見が出ました。

【委員】
「保護者の幸せがないと、子どもは幸せを感じることができないという意味で、保護者の喜びも、子どもの喜びや幸せにとっても非常に重要」

【新潟県立大学子ども学科 小池由佳 教授(座長)】
「子どもたちの幸せを考えた時には、当然そこで一緒に暮らす大人の幸せも考えていかないととは思っている」

また、この日の会議で条例の名称は「新潟県こども条例」に正式決定しました。

【新潟県立大学子ども学科 小池由佳 教授(座長)】
「子どもたち、当事者ももちろん、子育て中の方、子育ては関係ないという方も含めて見ていただいて、関心を持っていただければと思っている」

県は今後、パブリックコメントを行い、子どもや大人から広く意見を聞く方針で、2月定例会での条例案提出を目指しています。