アイドル志望女子高生の入浴シーンを盗撮…42歳塾講師が演じた“いい人”と巧妙な仕掛け

いくら若い女性の入浴シーンが見たかったとはいえ、随分、手間暇をかけていたものだ。
「アイドルグループを結成する」と持ち掛け、自身が契約するマンションに引っ越しさせた女子高校生(16)の裸を盗撮したとして、塾講師の小林誠容疑者(42)が26日までに性的姿態撮影処罰法違反の疑いで警視庁月島署に逮捕された。
小林容疑者はSNS上の求人サイトに、「コンセプトカフェのアルバイトを募集」とウソの求人広告を掲載し、応募してきた女子高生を面接した。その際、女子高生がアイドル志望と知ると、「アイドルをやろう」と持ちかけ、「借りている部屋があるから」と言って、1人暮らしを勧めた。
8月上旬、女子高生を自分名義のマンションに引っ越しさせ、毎日のように女子高生の入浴シーンを動画盗撮。その様子を、ライブ映像で「のぞき見」していたとみられる。
小林容疑者は事前に女子高生の保護者の了解を得るなどして、相手を信用させていた。
「数日後、ユニットバスなのに壁に時計が掛けられているのを不審に思った女子高生が手に取って調べたところ、文字盤の部分に小型カメラが内蔵されていた。女子高生はネット上でWi-Fi対応の掛け時計式の盗撮カメラが普通に販売されていることを知り、近くの交番に行って状況を説明し、盗撮行為が発覚した」(捜査事情通)
押収した掛け時計式カメラのSDカードには、女子高生とは別の複数の若い女性が入浴する様子が記録されていた。
調べに対し、小林容疑者は「私のやったことで間違いない」と容疑を認めているという。
「小林は品川区に住んでいて、盗撮をするために中央区のマンションを借りていたようです。約2年前、コンセプトカフェの関連の仕事をしていたため、ある程度の知識と経験はあった。面接で女子高生が『アイドルになりたい』と言ったことから、『アイドルグループを結成しよう』と言えば、話に乗ってくると思ったようです。これまでも『中央区にマンションがあるから』と言って、女の子を住まわせていたようです。実際、『アイドル志望の女の子をダマすためにやっていた』と供述しています」(捜査事情通)
アイドルになる夢を手助けし、部屋まで貸してくれる「いい人」を演じながら、「入浴シーン盗撮」を繰り返していたようだ。