手首つかみ引きずる、LINEで卑わいなメッセージ… ハラスメントで2人を懲戒処分 海自下総教育航空群

海上自衛隊下総教育航空群司令部(柏市)は26日、後輩隊員の手首をつかんで引きずったとして、第203教育航空隊所属の20代の男性海士長を停職1日の懲戒処分にした。
同司令部によると、海士長は同司令部外の部隊に所属していた2022年5月20日、庁舎内の娯楽室で後輩隊員に生活態度に関する指導をした際、後輩の手首をつかんで上官のいる場所まで引きずった。同部隊の上部司令部の調査で発覚した。
海士長は「口頭で指導しても言うことを聞かないので、上官から指導してもらおうと思った」と釈明している。
同司令部は第203整備補給隊所属の30代の男性尉官も、部下へのセクハラ行為で減給30分の1(1カ月)の懲戒処分とした。同司令部によると、尉官は21~22年に2回、部下の隊員にLINEで卑わいな内容のメッセージを送信した。
尉官は「気付かぬうちに表現が過激になっていたかもしれない」などと説明している。