空き家の庭先にある遺体を放置した土地管理者 「ハロウィンの飾り付けだと思った」

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アメリカ・ノースカロライナ州の空き家の庭先で、何日間も放置され続けていた男性の遺体。敷地の管理を担当していた造園業者は、この遺体を無視して周囲の草刈りを行っていたという。
「USA Today」「AP News」などの海外メディアが報じた。

ノースカロライナ州チャイナグローブ警察署の発表によると、遺体が放置されているとして通報を受けたのは、チャイナグローブにある放棄された丸太小屋だった。
遺体はロバート・オーエンズさん(34)で、敷地の管理人は数日前からその存在に気づいていたものの警察に通報しなかったため、何日もの間放置されていたという。

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敷地を管理していた造園業者は草刈り中に遺体を発見したが、「ハロウィンの小道具のようなものだったと考えていた」と報じられていた。
その後、チャイナグローブ警察署がプレスリリースで明らかにしたところによると、その業者は遺体が「警察が用意したダミーの死体」だと思ったため、通報を行わなかったことが判明した。

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この敷地内では過去数年間に渡り、多数の法的機関が訓練のためにダミーの死体を使用したことがあった。そのため管理業者は今回も同様のケースだと信じて疑わず、通報が遅れてしまったようだ。
一方、オーエンズさんの妹は「どうやったら、誰も住んでいない家の庭先で倒れている人をハロウィンの飾りだと思ったり、無視して周囲の草を刈ったりできるのか分かりません」と、業者の対応を非難している。

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警察署の発表によると、オーエンズさんの解剖が行われたが死因はまだ判明しておらず、遺体には暴行や外傷、または銃で撃たれた痕跡はなく、毒物などの調査結果を待っている状態だという。
この一件に対してSNS上では「隣で草を刈っても死体に気づかないなんて信じられない」「きっと通報する気も起きないほど賃金が低かったんだろう」「彼がそこで倒れていた理由が謎すぎる」などのコメントが寄せられている。