新潟市中央区の白山地区で300年以上前から栽培されている伝統野菜「寄居かぶ」。その継承に取り組んでいる地元の小学校では、児童たちが立派に育った寄居かぶの収穫作業に挑戦しました。
【桶屋美圭アナウンサー】
「児童たちが心を込めて育てたカブが大きく育ちました。これから収穫作業を行います」
10月31日、新潟市中央区の白山小学校で行われたのは、寄居かぶの収穫作業です。
【児童】
「よいしょー!兄弟まるごと取れた!」
白山地区で300年以上前から栽培されている「寄居かぶ」。一度は途絶えたものの、7年前に白山小学校が種を譲り受け、以降、毎年4年生が栽培・収穫しています。
今年は「地域の伝統野菜を誇りに思ってほしい」という児童の提案で、初めて保護者や地域の人も招待して収穫が行われました。
【児童】
Q.今年の夏は雨が降らなかった
「心配だったので、夏休みも学校に来て水をやっていた」
児童たちの頑張りもあり、夏の猛暑に負けず立派に育った寄居かぶ。
【児童】
「(カブを収穫できて)とてもうれしい!地域の人にも『寄居かぶっておいしいな』と思ってもらえたらいい」
【児童】
「白山の伝統の野菜なので、大切にして、これからも伝統を守るために頑張っていきたい」
そんな児童たちが行うのは収穫だけではなく、収穫したカブを大きさごとに分けて集計する作業にも地域の人と協力しながら取り組んでいました。
【児童】
「寄居かぶ603個取ったぞー!イェーイ!」
【地域の人】
「野菜はスーパーできれいに並んでいるのではなくて、ちゃんと農家の方が育てて、収穫して、それを送る人がいるということを肌で感じでほしい」
児童たちが大切に育てた寄居かぶは、地域の飲食店や総菜店に届けられます。