浅瀬に流されている貨物船を発見 「タグボート出して」 沖縄・石垣島沖で座礁

24日午前9時35分ごろ、沖縄県石垣島の観音崎灯台の西方約7200メートル沖合で、パナマ船籍の貨物船「シン ハイ ズー2」(8461トン、長さ140メートル)が座礁した。第11管区海上保安本部によると、石垣海上保安部所属の巡視船2隻と11管区所属のヘリコプター1機が臨場し、乗組員の中国人19人全員を救助した。けが人はいない。
24日の冬型の気圧配置が強まった影響で事故当時、付近海域には強風警報が出ていたという。
11管によると同日午前9時5分ごろ、石垣海保の巡視船が浅瀬に流されている貨物船を発見。同船から「風に流されてリーフへ近寄っている。タグボートを出してほしい」と要請があった。同船はウッドチップの資材1万トンを積み、石垣港に向かっていた。
同日午後9時現在、石垣海保の巡視船1隻が座礁船を監視中で、沈没や油漏れなどは確認していない。
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