11月6日夜、愛知県安城市の人材派遣会社の事務所で、殺人事件が起きました。死亡したのは前の社長で、逮捕された男との間に、金銭をめぐるトラブルがあったとみられています。
殺害されたのは前社長(41) 3月に人質立てこもり事件起きた…の画像はこちら >>
(同じビルにある塾の講師)「9時20分くらいまで塾にいたんですよ。もう本当に恐ろしい」事件が起きたのは、安城市新田町にある人材派遣会社「榊原(さかきばら)システム」の事務所。6日午後9時半ごろ、警察に「人を刺した」と電話がありました。
電話をかけたのは、自称、安城市大岡町の自営業、小林元(こばやし はじめ)容疑者(35)。現場となった会社の前の社長、榊原修(さかきばら おさむ)さん(41)の右わき腹を包丁で刺し、殺害した疑いがもたれています。自ら110番通報した小林容疑者は、警察の調べに対して「間違いありません」と容疑を認めているということです。
CBC
捜査関係者によりますと、小林容疑者は、現場となった人材派遣会社と取引関係にあり、前の社長だった榊原さんとの間には、金銭トラブルがあったということです。
死亡した榊原さんを知る人は…
(榊原さんを知る人)「気さくで、毎朝会えばあいさつしますし、良い方ですよ」
同じ会社で人質立てこもり事件が発生(ことし3月)
同じ会社で人質立てこもり事件が発生(ことし3月)
この人材派遣会社ではことし3月、刃物を持った元従業員の男が、パート従業員の女性を人質に立てこもる事件が起きていました。男にはことし6月、懲役2年6か月の実刑判決が言い渡されました。(同じビルにある塾の講師)Qお騒がせしましたとかは?「一言もない」警察は、今回起きた殺人事件と、3月の立てこもり事件との間に関連はないとみています。警察は、なぜ小林容疑者が榊原さんを殺害したのか、動機などを詳しく調べています。