市原署員が他人のクレジットカードを使いタオルなどをだまし取ったとされる事件で、同署は7日、窃盗の疑いで同署地域課交番係の巡査、浅岡高志容疑者(36)=船橋市上山町1=を再逮捕した。
容疑者は通報を受けて安否確認に行った市原市の無職女性(75)宅で、クレカを盗んだとみられ「私がやったことに間違いない」と容疑を認めている。
再逮捕容疑は2月28日午後1時15分~2時ごろ、女性宅で女性のクレカ1枚を盗んだ疑い。
同署によると、同日女性の親族から「女性と連絡が取れず、自宅が施錠されている」と通報があり、交番勤務をしていた容疑者が1人で女性宅に向かった。現場に到着していた救急隊員と窓ガラスを割り、自宅内で倒れていた女性を救急隊が搬送した。
容疑者は女性宅に入ってから、業務の処理を終えて現場を離れるまでの間にクレカを盗んだという。
同署の浜田憲明署長は「署員が事件を起こしたことは遺憾であり、被害者と県民に深くおわび申し上げる」とコメントした。
容疑者は10月23日に詐欺容疑で逮捕されており、千葉地検は7日、容疑者を同罪で起訴した。
起訴状によると、千葉県内の雑貨店で女性のクレカを不正に利用し、フェースタオルとマスク計2点(販売価格計2900円)を店舗からだまし取ったとされる。