NY大学生がドバイ空港で税関職員への暴行容疑かけられる 「危険な地」と支援団体が指摘

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アメリカ・ニューヨークの大学生が、ドバイ国際空港で拘束された。税関職員に暴行を働いたと主張するドバイ当局の対応に、波紋が広がっている。『DailyMail』がレポートした。

ニューヨーク在住の大学生であるエリザベスさん(21)が、友人とイスタンブールから帰国する際、ドバイ経由の飛行機を利用した。
エリザベスさんは旅行前に受けた手術で、24時間装着しなければならないワイヤーを身に付けていた。それが金属探知機にひっかかり、別室に誘導されてしまったという。
女性の税関職員による検査の後、ワイヤーを再び装着するために助けが必要になり、エリザベスさんは税関職員の腕を掴み介助を頼もうとした。すると税関職員は、暴行を加えようとしたとしてエリザベスさんを拘束したのだった。

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エリザベスさんはドバイ当局によって拘束の身となり、実費で滞在しなければならなくなった。さらに判決が出るまでホテルを転々とし、8月中旬に罰金約2,700ドル(約40万円)を支払ったにもかかわらず、禁固刑1年を言い渡された。
エリザベスさんの出費は、弁護士代や宿泊代を含めると、すでに5万ドル(約750万円)になっていたという。
そして現在は、悪名高いことで知られる「アル・アウィール刑務所」に収監されており、家族や支援者たちが釈放を求めている。

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ドバイの支援団体「Detained in Dubai」の創設者であるラダ・スターリングさんは、エリザベスさんの件を「うまくいけば、拘束期間は帰国便の予約ができるまで」と予測するが、そもそも出国許可がいつ得られるかは不明だという。
スターリングさんはさらに「軽微な容疑をかけられ、ドバイで何年も拘束されるケースがある」「アメリカ人にとってドバイは危険な地」と指摘している。
実際に今年の初めには、Tiktokのインフルエンザーがレンタカーの従業員に怒鳴ったとして、刑事告訴に発展。また、ラスベガスで合法に大麻を吸った男性が、薬物反応を指摘され拘束されたケースもある。

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「ドバイは近代的な都市だと思っていたが、まったく違った」と、支援団体がエリザベスさんの代わりに声明を発表した。
ある米下院議員は『DailyMail』に、今回の拘束ケースを受けて「エリザベスさんが無事に帰国できるように、UAE(アラブ首長国連邦)のアメリカ政府関係者と協力し、可能な限りの努力をしている」と話している。